10年以上使っていない銀行口座は2019年から「休眠預金」に・・・!
2019年1月15日貯金が大好きと言われる日本人は、平均1人当たり3.5口座を保有しているようですが、「休眠預金」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
休眠預金とは
長期間動きのない口座のことを「休眠預金」といい、最後にお金を出し入れした日から銀行では10年以上、ゆうちょ銀行では5年以上経っており、なおかつ預金者本人と連絡のつかないものが該当します
こういったお金を所定の機関に移管し、社会課題の解決や民間公益活動のために活用する制度「休眠預金等活用法」が2018年1月1日から施行されており、2019年1月1日からは実際に「休眠預金」が発生します。
対象となる預金は、普通預金や定期預金などで、外貨預金や財形貯蓄などは対象外となります。
移管の対象となりうる預金がある場合には、当該口座で取引などの異動を最後にしてから9年が経過し、10年6カ月までの間に、預けてある各金融機関からWebサイトにて公告が行われます。公告を閲覧し、自分の口座について情報提供を求めた場合は、移管の対象から外されます。
また預金の残高が1万円以上あれば、金融機関から登録されている住所への郵送やメールでの通知が行われますが、それも住所変更の手続きをしていなかったりして、転居先不明で通知状が届かなかった場合は休眠預金となります。
また1万円に満たない場合は、通知が来ないため、そのまま休眠預金と認定され、所定の機関に移管されますので注意が必要です。
休眠預金にならないようにするためには?
では休眠預金になってしまわないためには、どうしたらいいのでしょうか
1) 使う予定のない口座は解約する
1万円に満たない場合は、通知なく休眠預金になってしまうので、今のうちにお金を引き出し、使わない口座は解約し、使っている口座に集約するのがいいでしょう。
私も今後、使う予定のない口座があったので、最近2口座ほど解約をしました。
2) 使う可能性がある口座は、入出金などの異動をしましょう。
まだ使う可能性があり、解約できない口座は、入出金などの異動をしましょう。
金融機関によっては、通帳の記帳や利息が入金されただけというのは「異動」とみなさないので、お金の入出金や振込などの取引をした方が確実です。
ちなみに私はまだ置いておきたい口座については、年に1回、千円を入金して、出金するという取引をするようにしています。
なお万が一、2019年1月1日以降、自分の預金が休眠預金となってしまった場合も、引き出すことが可能です。ただ手続きに日数を要する可能性が高いので、今のうちに使っていない不要な口座を整理してみてはいかがでしょうか?
HPH181218-005-01